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~秋色~ あびらロールケーキの開発と販売!3年生の選択授業「フードデザイン」の実践紹介

追分高校の3年生が、選択授業「フードデザイン」の実践で、安平町の食材を使った~秋色~あびらロールケーキを開発し、販売しました。
好評につき連日即完売となったロールケーキですが、この企画が授業の中でどのように生まれ、学生たちが学んでいったのかをまとめました。
ぜひ読んでください!

販売の際に使ったフライヤー

ロールケーキを開発することになった背景

これまでフードデザインの時間に「食」について学んできました。
この学習では、それをさらに発展させて、商品として開発→販売のプロセスまで生徒たちが学ぶことが目的です。
どんな商品だったら安平町の魅力が伝わるのか、考えたものと実際に作ってみたものが思ったものと違うという試行錯誤の経験、一生懸命開発したものを、地元の皆さんに届けるための工夫など、「食」を通して多くのことを学び、感じることができるだろうと構想しました。

いざ試作開始!

地元の食材を使うというテーマで、色々な組み合わせを試しました。
ルバーブジャムやトマトジャムのトッピングなど、計5種類の食材を試し、最終的に「かぼちゃ、クリームチーズ、はちみつ」の組み合わせとなりました。

ロールケーキのコンセプトが決定!テーマはやはり地元!安平町の素材をふんだんに

クリームチーズは安平町の名産です。日本で初めてチーズ工場が作られた安平町では、今でも盛んにチーズ作りが行われています。
はちみつは、春に満開の黄色い花を咲かせる、菜の花のはちみつです。こちらも近年安平町の名産品として注目されています。
そして、秋の味覚かぼちゃ。農業が盛んな安平町でもたくさん収穫ができます。
さらに使用する卵は、地元の養鶏場から譲っていただき、取れたて新鮮なものを使えることになりました。
主要な食材を全て安平町の食材でそろえることができました!

メニューはできた、次は販売だ!

今回はおむすびカフェ結さんに協力していただきました。
学校を飛び出して動いていくといのは大変でしたが、これまで安平町の教育委員会の方が丁寧にそういう繋がりを作って継続してくれていたので、こうして新しい取り組みにつながっていくことができました。

授業を通して学生たちが学んだこと

これまでも優しい気持ちをもっている子たちでしたが、この活動を通して、「自分達の活動で周囲の人を笑顔にできるんだ」という実感をもってもらえたように思います。
何かをもらうばかりではなく、自分たちも周囲の人に何かをしてあげられたというコミュニケーションの経験によって、生徒たちは自信をつけることができました。
自分のしたことで「ありがとう」と言ってもらえるということが純粋に嬉しくて、日常の高校生活がキラキラしたものになりました。
また、1年生の頃から地元安平町について学んできたことが、こうして安平町の素材にこだわった商品開発につながっていくという経験をしたことで、日々の学びが実生活や仕事に関わっているんだという気持ちにつながりました。

実際に安平町の広報で取り上げられた記事


本実践がとりあげられたニュース記事

▼ 北海道新聞デジタル ▼

▼ 苫小牧民放 ▼
https://hokkaido-nl.jp/article/35792


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